sweetチョコレート


一段下でやっと
あたしと同じ背丈。



君から離れると
君は呆然と
あたしを見ていた。



あたしは
数えきれない雫が
頬をつたってるのに
気づいた。



だけど、もう
そんなことはどうでもいい


「チョコぐらい……」



あたしはただ……







「チョコぐらい!
受けとれよバカ!」



ただ……
君のことが本気で好きなんだ。



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