ヤクザ×極道娘
何故か顔を赤く染める女の子の手を握り、あたしは一緒に立ち上がった。
「怪我ない?」
「は、はい!大丈夫です //」
「そう。ならいいけど」
「ありがとございました //」
走って行く、女の子の顔はまだ真っ赤だった。
なんで真っ赤なわけ…
「かっけぇ」
「格好いー」
「ヤバいんだけど」
「格好良かったよ!梨花!」
愛佳があたしに抱きつく。
「そろそろ可愛いって言って欲しいんだけど…」
どいつもこいつも格好ばっか言うから、冗談で愛佳に言ってやった。
そしたら愛佳は目を丸くして、
「は?当たり前のこと今更!?てか、いつも言われてんじゃん」
と言った。