ヤクザ×極道娘



「友ちゃん、お邪魔虫のあたしらは先行きましょーか?お二人さんはチューどーぞ」



友輔の手を掴み、ニヤッと笑ってあたしは友輔と歩き出した。



「梨花、カップルだと思われんべ?」


少し歩いたところで、友輔が言った。



遠くから見れば、あたしたちは手を繋いでるみたいに見えるだろう。


「たまにはいいじゃない♪」


「和也さん、彼氏っしょ??」


「…は?違うよ」


「そうなのか!?」


「そうだよ」


げた箱に着き、靴を履き替え、教室に向かおうとすると…



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