ヤクザ×極道娘



「ちょっと、アヤ!やりすぎだって」


アヤの後ろにいた女が、アヤを止めた。


あたしは無言で女たちの元へ向かった。


よく見ると、尻餅をついてる女はクラスメイトだ。


「うるさいな!アキトの彼女はあたしなの!!こんなひょっこり出て来た女が彼女なんて納得いかないのよ!あんたらにあたしの気持ち、分かんの!?」


友達にキレる、女。


「だからって、手上げていーんスか?」


あたしは言った。


「はぁ!?あんた誰?!」


女の怒りの矛先はあたしに変わった。



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