ヤクザ×極道娘
「はぁ~」
あたしはため息を着いて、瑠衣くんに声を掛けた。
「行こう、瑠衣くん」
進路室とか、こんなこと慣れっこだし。
先生、あたしが香山家の者だって知ってるし。
今だって、騒ぎを聞きつけた先生が居るはずなのに、口出さなかったし。
ま、やらせてくれんのは、いいんだけど、流石に金属バットは怖かったっつーの。
てか…
瑠衣くんがヤクザの息子って知ってんのかな?
まあ、早水家は他のヤクザとはちょっと違うけど。