ヤクザ×極道娘



その笑顔にドキッとする俺。



「こんなの着れないや」


桜庭梨花は露出の多い、紫のドレスを取り出し、呟いた。


「おい、クローゼットの中はお前の母親からのプレゼントがほとんどだ」


「母さんかよ…」


「あと、お前への引っ越し祝いみたいな…」


「てかさ、
さっきから、お前、お前って…あたし、桜庭梨花って名前あんだけど」


「あ?おう」


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