ヤクザ×極道娘
「へ!?」
あまりの驚きに間抜けな声を出す、俺。
「なによ~う。あたし、そんな遊んでるように見える?」
梨花は軽くプイッとなり、部屋へ入って行く。
俺も後に続いた。
「そんな訳ねえだろ。お前、可愛いから彼氏居そうだし」
あっ…
つい本音が。
「お世辞はいらないでーす」
梨花は冷蔵庫からアップルジュースを取り出し、ソファに座って、それを飲んだ。
「お世辞じゃねぇよ…」
俺はボソッと呟いた。