ヤクザ×極道娘



けど…



不思議とちょっと嫌じゃなかった。



嫌だったけど…



心のどこかで受け入れてた、



自分が居た。



「はぁ…」



花畑の隅にしゃがみ込み、あたしは頭を抱えた。



「どうした?」


顔を上げると、花畑で見た、茶色い髪の男が居た。


「なんでも…ないです」


「なんかあったら言いな」


「…ありがとう」


ぶっきらぼうだけど…
いい人そう。



あたしは直感した。



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