ヤクザ×極道娘



「起きろ!」


男の声にビックリするあたし。


目を開けると、和也が居た。


「あと30分で家出ねーと遅刻だ」


そう言うと部屋を出て行く、和也。



起こしてくれたの…?



ありがとう…。



って…



「あと30分!!!?」



あたしは飛び起き、クローゼットから制服を取り出して猛スピードで着替え、アイロンで寝ぐせを整え、シュシュで前髪をくくり、ピアスを付け、カバンをひっ掴んでリビングに行った。



「「おはようございやす!」」


「おはようです!」


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