ヤクザ×極道娘



「ありがとう!タク!」



リビングを飛び出すと、
寝起きの瑠衣くんに出会った。



昨日の今日であり、気まずいあたしたち。



合った目を逸らそうとすると瑠衣くんに肩を掴まれ、目を合わせられた。



…何?



「昨日は…ごめん」


プライドの高そうな瑠衣くんが謝って来て、あたしは驚いた。


「あたしこそ…ごめんなさい」


力任せに、ひっぱたいたからなあ…
痛かったはず。



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