ヤクザ×極道娘
俺は裏口から家に入り、部屋のベッドに寝転んだ。
「よう。和也、話がある」
ノックもせずに入って来たのは瑠衣。
「何だよ?」
コイツの"話がある"にはいい話が一つもない。
「香山梨花のことだけど…」
「香山梨花?」
「あぁ。俺らが世話んなってる極道家、香山さんとこの娘だ」
「そいつが、どうした?」
「なんか…狙われてるらしいんだ」
「…は?何に?」
「鬼龍会」
鬼龍会-キリュウカイ-!?