バレンタイン大作戦



今更後悔したって遅すぎる。


今まで素直に生きてこれなかったバチが当たったんだろうか。


夢であってほしい。



気づいた頃にはいつも隣に斗稀がいた。


子供の頃から一緒に遊んで勉強して……。


いつからか気づいた恋心。


恋と友情と幼なじみ。


認めたくなくて悩んだこともあった。



でも、斗稀がいなくなるなんて考えられなくて……。


それくらいいつも隣にいて一緒にいてくれた人。


うれしいときも辛いときもくやしいときも……。


何も言わずに一緒にいてくれた。

大切な人。



それなのに……。


わたしの一言でそれはあっけなく崩れ落ちた。








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