Pure Love
「翔、昨日夕方鍵開けっ放しで仕事行ってたよ。」


朝、仕事から帰ってきた翔に私は言った。

「えっ?マジ?閉めたつもりだったんだけどなぁ~…」


翔は頭をポリポリ掻いた。


「も~…気をつけてよね!…まぁ、たいして盗られる物なんてないけどさ。」


「ん~…気をつけるよ。」



翔は背伸びしてあくびしながらそう答えた。



「ご飯、食べる?」


「食う!」


翔は元気よく言った。


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