Pure Love
俺は、幸枝を連れて店に戻った。

幸枝は、上機嫌で高い酒を何杯も頼んだ。


「ショウ。」


ハヤトさんに呼ばれ、ロッカールームに入った。


「今回は客が戻ってきてくれたから良かったものの…気をつけろよ。」


「はい。すみませんでした。」



「…お前、最近疲れてるんじゃないのか?前はこんな事、絶対に無かっただろ?
きつい時は無理するなよ。」


「ありがとうございます。俺は大丈夫です。」


「そうか…。」



ハヤトさんはロッカールームを出て行った。



…大丈夫。


俺は大丈夫だ。


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