Pure Love
こっ…のっ…バカ男!!!


バチーン!!!


乾いた音が店内に響いた。


堪らず俊也は頬を押さえている。

「いって~!」


私は俊也の頬に思いっきり平手打ちをかましてあげた。


ざまぁみろだ。


「莉子…てめぇ…」
「帰って!!二度と私の前に現れないでっ!」


「ふざけんな!」


俊也が私に掴みかかろうとした時…―!

カランカラ~ン…


お客さんが店内に入ってきた。


「ちっ…!」


俊也は舌打ちすると、店を出て行った。

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