YOU＆I

　ドアの音と同時に桃山が入ってきた。


　その様子を見ていた男子達は


「なぁ、可愛くね???」


　だの


「やっべぇ･･･タイプかも･･･」


　だの


「ドストライクだぁ･･･」



　だのと、騒ぎ立てる。


　確かに･･･よく見れば、可愛いかもしれない･･･｡


　↑今まで大して興味が無かった。


　男子の声を聞こえているのに聞こえないフリをする斉藤はそのまま話し始めた。


「あ、じゃぁ桃山、自己紹介。」


　斉藤にそう言われ「あっ、はい」と小さく返事をすると自己紹介を始めた･･･････のだが･････


「え、えーっと･･･も、も、も、桃山愛でしゅ。」


　ん？？でしゅ･･･???


　アイツバカか???


　と思う俺とは裏腹に男子達は


「やべぇって･･･本気でタイプ/////」


　だの


「可愛すぎだろ////」


　とさっきよりも騒ぎ始める。



「桃山の席は････あ、森田･･･君の横があいてますけど･･･森田君･･･良いですか
???」