バレンタイン・プロミス
「裕之、今日は保育園でなにやった?」
「今日は、おえかきと、けいくんとかいくちゃんたちとおにごっこしたのと、、、いろいろやった」
裕之はニコニコしながら話してくれた。
「そっか。じゃ楽しかったね」
「うんっ」
裕之は満足げに頷いた。
すると裕之も私の隣の男に目を向けた。
「?」
「こんにちは。俺ね、朝日、智弘って名前。お姉ちゃんのお友達」
朝日は裕之に顔を近づけて言った。
「天井裕之。ひろ、かんじでなまえかけんだぜ」
「へぇーやるじゃん」
朝日は笑いながら裕之の頭を撫でた。
裕之は鼻高々に笑ってる。
「裕之は頭いいもんねぇ。お姉ちゃんの自慢の弟だもんね」
「うんッ」
「そっかぁ。兄ちゃんよりも頭いいかもね。アハハ」
「おじさんより頭いいよね。当たり前」
「天井さんコワイ…」
「ねぇ裕之ぃ」
「うんッ」
地味に落ち込んでる朝日とは反対に裕之はニコニコしながら返事をした。