バレンタイン・プロミス
「ちょっといい加減」
「俺、天井さんいなきゃダメなくらい、天井さんのこと好きだから。わかってる?」
「うん」
「天井千代子さん、生まれて来てくれて、ありがとう」
「くさっ」
「うっさい」
朝日は前より強く私を抱きしめた。
私、生まれてきた意味あるかも。
「天井さん超綺麗だし超頭いいし俺にとっては女神だから」
「はいはい」
「あっ自信はあってもナルシストはいや」
「大丈夫よ」
「じゃ」
朝日はいきなり私から離れた。