晴れのち飴
それから部室で
おおまかな
マネージャーの仕事を聞いた。
そして昴先生は
一通り話し終わると
ひとりの女子生徒を
紹介した。
「こいつはお前たちより
ちょっとだけ先に入った
もうひとりの仲間だ。」
先生の隣に立っているのは
小柄でとても
女の子らしい子だった。
「峯本 音雲(ミネモト ネウン)です。
二人と同じ一年です。
よろしくお願いします。」
その子は
可愛らしい小さな声で
自己紹介をした。
それから
あたしたちも
自己紹介を済ませる。
昴先生は
「まぁ。
今日はゆっくり話して
仲良くなれ。」
と言って部室を出ていった。