晴れのち飴

荷物をまとめていると
一人の女の子が
あたしに
話しかけてきた。


「はじめまして。
急やけどメアド教えて~。」

それは
ショートカットの
明るい子だった。


あたしは
声をかけてもらえたことが
嬉しくて、即答で
うん。とこたえた。



「やった-!
空美ちゃんだよね?」

「空美でいいよ!」

「ほんと?
じゃあ空美は
あたしのこと
星那ってよんでね!」

「了解だよ~。」



高校でできた
初めての友達。

あたしは次の日から
亜達 星那(アダチ セイナ)
と行動を共にした。


一週間経つ頃には
二人はとても
仲良くなっていた。


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