晴れのち飴
一週間程経ったある日。
席替えが行われた。
ひとりずつ
適当にくじをひいていく。
あたしがひいたくじには
26と書かれていた。
黒板に書かれた
座席表を見ると
26は窓際の一番後ろ。
(やった~!
窓際とか運いいっ♪)
あたしはすぐ
星那のもとに駆け寄った。
「星那はどこだった?」
星那は満面の笑みで
「一番うしろ~♪」
と言いながら
くじをぴらぴらさせた。
そのくじには
18と書かれている。
その席は
あたしの隣だった。
「まじで!?」
「え?何が何が?」
状況をつかめない星那は
急に大声を出したあたしに
びっくりしている。
あたしは理由を
説明する。
「まじで!?」
話し終わると星那は
あたしと同じ
リアクションをとった。