ちいさなたからもの
3日目
最終日の朝。
目覚めは快適だった。
今日から、幸せな時間が始まる。
最終日を、最高にしてみせる。
朝食を食べ終え、一旦部屋に戻る。
「桜、これなーんだっ」
俺は桜に、ぬいぐるみを見せた。
「それ・・・」
改めて、不気味なぬいぐるみだと思った。
「そうだ、昨日桜がなくしたぬいぐるみだぞ」
ぱあ、と桜の顔が明るくなる。
それを見て、俺も嬉しくなる。
「ありがとう」
そう言って、ぬいぐるみを受け取った。
そして、笑顔でこう言った。
「おにいちゃん、だいすき」
(ぐあ・・・・・・)
照れる。
めちゃくちゃ照れる。
けど、嬉しかった。
目覚めは快適だった。
今日から、幸せな時間が始まる。
最終日を、最高にしてみせる。
朝食を食べ終え、一旦部屋に戻る。
「桜、これなーんだっ」
俺は桜に、ぬいぐるみを見せた。
「それ・・・」
改めて、不気味なぬいぐるみだと思った。
「そうだ、昨日桜がなくしたぬいぐるみだぞ」
ぱあ、と桜の顔が明るくなる。
それを見て、俺も嬉しくなる。
「ありがとう」
そう言って、ぬいぐるみを受け取った。
そして、笑顔でこう言った。
「おにいちゃん、だいすき」
(ぐあ・・・・・・)
照れる。
めちゃくちゃ照れる。
けど、嬉しかった。