恋詩-コイウタ-


嬉しいことに
帰る方向は同じ

彼の前をふざけながら
友達とはしゃぐ私


当たり前だが
今のテンションはピークを
超える勢いだった


話すことが出来ない
近くに行く事もできない

そんな私に神様が
知ってか知らずかくれた
バレンタインプレゼントは

彼の隣を歩けた事

それは
ほんの2~3メートル
なのに

私にとっては100メートルを
超える長さとそれに比例する

時間の長さだった


歩いてる…
今私隣歩いてるよ…


あの一瞬が
今でも忘れらない…


< 4 / 71 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop