ハーレムプリンセス
「まぁ、いいじゃねぇか!追い出されなかったんだからよ」
『そうだけどさ〜…!輝には分かんないよ!この羞恥!』
「そりゃぁ、分かんねぇよ。俺は姫じゃねぇから」
『ムキー!!!!』
一つ変わった事と言えば、輝が新しく護衛に加わった。
結局部屋は隼人と同じ部屋で、アタシの努力は無になった……。
いいけどさ…別に。
『てかさ、輝と隼人って仲良いの??』
ふと、思ったから聞いてみた。
「あ?まぁ…一応親友なんじゃね?」
「一応って何だよ〜。俺等は運命の赤い糸で結ばれてんだろうよ〜」
「そうだったな!!」
隼人のノリに合わせる輝。
いや…もしかしたら合わせてるんじゃなく、輝もこのノリなんだ。
「やっぱ、輝だわ〜。寂しかったんだぜ?ひーくん!」
「待たせたな!はーくん!」
「ひーくん!」
「はーくん!」
………………キモッ。
あ、ごめん。
つい、心の声が出ちゃった。