ハーレムプリンセス


……――――――――――――――――――
……―――――――――――――――――



―…ガラガラ




保健室に着くと3人はノックもしないで保健室の中に入っていった。



「ヤッホー!!」

「うっす!」

「おひさ〜」



同級生にするような挨拶…よりひどい挨拶。



君達それは教師に対しての態度じゃ無いよね!?



保健室の中には白衣を着た保健の先生らしき人が立っている。



いや、らしきじゃなくて先生なんだけど…。



ちょうど顔が見えない位置にいるから横顔しか見えない。



雰囲気は若そうで穏やかな感じ。



「青っち何の用だよ〜」



保健室にあるソファーに偉そうに座りながら舜が言う。しかも無駄に長い足を組みながら。



足を組むな!!足を!!



まぁ様になるから文句言えないけどさっ!!!



「おっ!?いいのがあんじゃねぇのよ〜」


今度は何!?!?



声が聞こえた方に顔を向ける。



そこには、保健室の冷蔵庫を物色する隼人の姿が。



隼人…お前もか!!



「コーラ発見♪俺神だわ〜」



神じゃ無いから!




それ保健室の冷蔵庫だからね!?自宅の冷蔵庫じゃ無いからね!?分かってる!?
たとえコーラがあったとしても先生が買って入れたやつだから!!!



『もうこいつら嫌だ…』



ダメだ…小学生以下だ。


いや…それよりも下だ。




「姫ちゃん、ファイト」



あの、颯太さん…哀れみ満ちた顔で言わないでくれるかな!?何、俺には関係無いからみたいなオーラだしてんの!?






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