ハーレムプリンセス
何だ、何だ。
やるのか?アタシに小学生って言った奴誰だ?ん?あいつか?よーし表へ出ろー!!!
胸の前で拳を二つ握りファインティングポーズをとる。
シュッシュッと左右の拳を前に突き出してみる。
「はぁ…姫」
そんなアタシを見てか、瞬がため息をつきながアタシの名前を呼んだ。
「高先、そいつ昨日体調悪くてずっと寝てたの。で何とか治って今来たみてぇ」
『……』
唖然…。開いた口が塞がんない。
だってこいつ平気な顔して大嘘ついてる。
確かにアタシよりちゃんとした言い訳だけど…そんなにリアリティ込めなくても…。
「そうだったんか…なら最初から言えよな〜」
いやいや、嘘ですからね?本当は。だけど秘密の反省会なんか絶対参加したくないから言わないけど。
「心配かけないために言ったのか…いい子だな柏木ちゃん!!!」
「小学生なんて言って悪かった!!」
クラスメートAとクラスメートBが言う。
貴様ー!!やっぱり、小学生言ってるやないかー!!!
「小学生から良い子に格上げだよ!!!」
『……』
テッテテレテッテー♪
柏木姫菜は小学生からいい子に1レベルUPした。
う、嬉しくねー!!!