ハーレムプリンセス
Harem1
突然の編入
満開の桜に背中を押され
新な一歩を踏み出す4月…。
ずっと憧れていた女子高生。
辛かった受験も無事終わり、今日からやっとアタシも女子高生!!
のはずだったのに……………
『な…何で!?』
学校を目の前にしてアタシはそう叫んだ。
両親の転勤で急遽決まった高校。
当然受験した高校に通うと思っていたアタシに両親の転勤を知らされたのは、一昨日…。
そりゃぁもちろんここに残るって泣きながらすがりついた…。
だけど…「女子高生なら新しい高校でも出来るでしょ!」って言うお母さんと、どうしてもアタシと離れたくないお父さんに説得され一緒に連いて来た。
けど…その選択がどうやら間違いだったんだ…。
だって連れて来られたのは……
『お母さん!?どういう事!?
・・・
何で通う高校が男子校なの―――――!?』
正門には大きく【私立青山男子学園】の文字。
そう…そこは紛れも無く男子校…。