ハーレムプリンセス

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『…ん…っ!?』



突然腹部に感じた激痛にアタシは飛び起きた。



重たい頭をお越し、目をこすりぼやけた視線を定かにた。




殴られたとこがジンジンと痛む…。




てか、



『…どこ?ここ…』




薄暗く霧がかった廃病みたいな部屋。



近くには黒い革のソファと黒い絨毯がある。




暗闇のトンネルみたいで、自分以外に誰かがいるようなそんな錯覚に陥るそんなずがないのに。




辺りを見回しても何も見えない。誰も見当たらない。



不気味ななくらい何一つ物音がしない。




するとしたら、今すぐに口から飛び出てきそうなアタシの心臓の音と、荒い息遣いだけ。





気失ってる間にここに連れてこられたんだ…。




幸いなことに手足は縛られてなくて、身体は自由だった。



良かった…。





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