ハーレムプリンセス
【舜】
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見渡す限り広い草原。
雲一つ無い青空。
いつしかここで遊ぶのが当たり前になってた俺達はこの草原を“秘密の原っぱ”と呼んでいた。
『舜君!姫菜ね!大きくなったら舜君のお嫁さんになるの!!』
可愛らしい微笑みを向けながら言う…幼い頃の5歳の姫。
「本当に!?姫が僕のお嫁さんになってくれるの?」
幼かった俺も笑顔で答える。
『うん!!姫菜、舜君大好きだもん!!』
「僕も姫大好きだよ!!」
“舜君大好き”
“舜君のお嫁さんになる”
が口癖だった姫。
幼かった俺も姫が大好きだったから素直に心から嬉しかった。