愛玩子猫のしつけ方
「………大袈裟ねぇ。」
「………っ!!」
それはまるで、呆れたような口振りだった……。
「………私はちょっと楽しみましょうって言ってるだけなのよ?」
何の気持ちもなくて……ただそれだけで……弄ばれるの……?
そういうのって……相手が女とか男とか関係なく………
「…………死んでもヤダ……っ!!」
あたしは楡崎先生を睨み付けてそう言った。
「あたしにそんなことしていいのは由貴くんだけだもん…っ!!由貴くん以外はぜっったいヤダっ!!」
愛音だってそうだったのに………っ。
こんな人、大っ嫌い!!
「………嫌われちゃったわねぇ。……まぁ、関係ないけど。」
「………!!」
酷薄な笑みに虫酸が走る。
ヤダヤダヤダ………っ!!
伸ばされた手に思わずぎゅっと目を瞑った………!
――――バンッ!!!
「…………!?」