愛玩子猫のしつけ方
やって来たのはいつもの公園で…………
いつもと違うのは、あのラブラブカップルがいなくて………
俺と凛子さんがふたりっきりだってこと。
ベンチに座って、凛子さんが買ってきてくれたアイスティーを飲んだ。
ちょっと甘い…レモンティー………忘れらんない、味になるかも…………。
「~~~っ。」
………てっ!乙女か……俺は~…………。
つーか……。
恋って、こんなにわけわかんないものなわけ………?
相手が気になって…言動のいっこいっこに一喜一憂してー……。
俺が今までそうだと思ってたものは全部覆された。
や………相手の女の子はそうじゃなかったかもだよな?
うぁ………。
そう思ったらいよいよ俺ってば、マジサイテー。
タラシだチャラいだ言われるわけだよ。
そんでもってさ……今のどうしようもない片思いは、いわゆる…………バチ??天罰なわけ???
「…………っ。」
思わず、ずぅ~~んと落ち込んだ…………。
「………あんた。さっきから何一人で百面相してんのよ?面白いことあるならあたしにも教えなさい!」
「………えっ!?」
いきなり怪訝な顔でそんなことを言われて…顔に出てたのかよ…っと、慌てた。