愛玩子猫のしつけ方
泣き笑いで言った。
『…………俺も。』
由貴くんは、ポツリと……そう言ってくれた。
「………いっぱいちゅうしてくれる?」
なので……調子に乗ってみる。
そしたら……
『……………いくらでも。………でも、俺はそれだけじゃ足りないよ……?』
「………!!!」
色っぽくかすれた声でそんなことを言われて………!
相手は遥か遠くドイツにいるっていうのに、ドキドキのきゅんきゅんが止まりません…………!!
「~~~!……ダーリン~~っ!!大好き……!!!」
『~~~~!』
電話の向こうで、ガタッ!なんて音がした。
片手で赤くなった顔を覆ってる由貴くんが想像出来て、思わず笑みがこぼれた。
だけど………いつだってダーリンは…………
『……………俺は、愛してるよ………。』
「~~~~!!」
最後には、あたしをノックアウトしちゃうんだから。
ありがとう………。
あなたがいつも、あたしに力をくれる。
あたしの特効薬は、間違いなく《ダーリン》なの。