愛玩子猫のしつけ方
「どうしたじゃないよ……。エリ先生が呼んでるから、すぐに事務所に行くように。」
「………!?……なんだろ……!!最近そんなヘマしてないのに……!とにかく行きます!玲さんっ、ありがとうございます~!……じゃ!西田さん、すみませんっ!失礼しますっ」
「………あっ!?……百瀬先生……っ!!」
実は……西田さんから解放してくれたことも玲さんのお礼に含ませて、あたしはバタバタと駆け出した。
そして、残った二人は……………
「………俺の可愛い妹に手を出そうなんて……おまえもしつこいね?」
「………!!……でっ、でも橘先生!実の妹って訳じゃないじゃないですか……!?
彼女どれだけ周囲に人気か知ってます?
僕だけが狙ってるわけじゃないんですから………!!」
「…………まぁ、今は、ねぇ……?
後数日であの子…俺の義妹になる予定だから。
おまえも…にこちゃんのこと……《橘》先生って呼ぶ練習、しておくんだな……?」
「………!?……なんですか!?それ…っ、どういう意味ですかっ!?」
「…………アイツが……帰ってきたんだよね……………。」