愛玩子猫のしつけ方
「……マジでおまえ帰れ。」
「えぇ~~っ!?いいじゃんかぁ!俺を帰してかわいいにこちゃんとイチャつく気だな!?むっつり~~!」
「………な…っ!?」
葉山くんのからかう言葉にちょっと顔を赤らめて、由貴くんが怒る。
それを見て、あたしもちょっと顔を火照らせながら思わず笑みがこぼれた。
友達とじゃれ合う由貴くんは、あたしが知らない顔をしてて……
普段絶対に見れない学校の由貴くんが見れたみたいですごく嬉しかった。
「……あはっ」
痛いお腹のことも忘れて……笑顔になる。
「「………!」」
笑い声に気づいてあたしを見てる二人にも笑顔を向けた。
あたしの知らない由貴くんを見せてくれた葉山くんには感謝かもだねっ。