愛玩子猫のしつけ方
今は制服を脱いで私服になってるあたし……。
ネームプレートを見て、あたしの名前、知っててくれたんだ……。
そんな些細なことにじんわりと胸があったかくなった。
「モモセ…百瀬にこ。」
顔が熱くなる感覚を感じながらにっこり笑って言った。
「百瀬…にこ……。」
彼はゆっくり、噛みしめるみたいにあたしの名前をつぶやいた。
「俺は、橘由貴(タチバナユキ)。」
「……タチバナ、ユキくん…?」
あたしが顔を上げて彼を見るとほんの少しだけ口角が上がっていて
「うん。……よろしく、にこちゃん。」
「…………!」
微かな笑顔は……ちゃん付けされちゃった嬉しさもプラスして、
あたしを完全にノックアウトした。
百瀬にこ。16歳。
いつものバイトの帰り、初めて『彼氏』が出来た。(しかもイケメン)
ネームプレートを見て、あたしの名前、知っててくれたんだ……。
そんな些細なことにじんわりと胸があったかくなった。
「モモセ…百瀬にこ。」
顔が熱くなる感覚を感じながらにっこり笑って言った。
「百瀬…にこ……。」
彼はゆっくり、噛みしめるみたいにあたしの名前をつぶやいた。
「俺は、橘由貴(タチバナユキ)。」
「……タチバナ、ユキくん…?」
あたしが顔を上げて彼を見るとほんの少しだけ口角が上がっていて
「うん。……よろしく、にこちゃん。」
「…………!」
微かな笑顔は……ちゃん付けされちゃった嬉しさもプラスして、
あたしを完全にノックアウトした。
百瀬にこ。16歳。
いつものバイトの帰り、初めて『彼氏』が出来た。(しかもイケメン)