愛玩子猫のしつけ方
■ちゅうはまだ早いですか?
次の日の月曜日。
あたしは友達と学校でお昼のお弁当を食べながらみんなでおしゃべり。
「にこぉ~、イケメンダーリン元気~?」
「うんっ!今日も間違いなくかっこいいよっ」
………恋バナです。
「のろけんな~~っ!」
みんなでわいわいたわいもない事で盛り上がる。
以前は恋バナなんてたいした興味もなかったあたしだけど……。
由貴くんと言う世界一大好きっ!な彼氏が出来た今、友達の話しも興味津々だ。
「でも確かに目の保養だよね~。ちょっと怖いけどー…。」
「……怖くない~。」
あたしは頬を膨らませて反論する。
「……まぁまぁ。てかさぁ、にこ達ってもう付き合って2ヶ月くらいだよね?」
あたしは頭の中で数字を数えて……、うん。と頷いた。
「……じゃあ、もうちゅうはしてるよね?」
ち……、ちゅう…っ!?
―――ガタンっ!!と、思いっきり動揺したあたしは椅子から落ちそうになる。
「マジ?まだなの!?」
真っ赤な顔のあたしを見たみんながニヤニヤ顔で聞いてくる。