愛玩子猫のしつけ方
「……はは…っ!」
「………!!」
由貴くんは肩を揺らして楽しそうに声を出して笑ってた……。
これを見るのは二回目だから……あたしは恥ずかしさも忘れてポカンとそれを見ていた。
「……襲うつもりだったの…っ?」
「………!!」
楽しそうに言われた言葉にあたしは再び、ぼんっと赤くなった。
「………にこちゃんになら…襲われてもいいけど……?」
「………っ!?」
そう言ってあたしを流し見る由貴くんは……びっくりするくらいに色っぽい顔だった……。
にっ、逃げてたくせに……っ!
反則だっ!と、あたしは思う。
「うぅ~~…っ。もーいーもんっ!」
なんか悔しくなって、ぷいっとそっぽを向いた。
由貴くんはそんなあたしの側にやって来て……、
「………。」
ス…ッとかがむと……
「………っ!?」
あたしの唇に…ほんの少し触れるだけのキスをした………。
「………あんま、可愛いことしないでよ…。俺、理性もたないよ……?」
「~~~~っ!!!」
由貴くんが…頬を染めて、そんなことを囁くから………
あたしの理性のが…もたないかも………。
「……やっぱ由貴くん襲っちゃおうかな…。」
「…………!?」