愛玩子猫のしつけ方
□桜の精のおはなし

【side由貴】





三日間の合宿も一応……無事に終わり……。



俺は学校のみんなから何とも言えない眼差しに見送られ……



くっついて離れないにこちゃんを連れて家に帰った。




部屋に入るなりにこちゃんは……



「……はい!ちゅうして?ダーリン…っ」



「~~~~!!」



いきなりですか…………っ。



大きな目をパチリと閉じて、長い睫毛が影をつくる。
頬をほんのり染めて…ピンク色の唇が俺を誘う………。



それはもう……抗えません………。



軽く一度キスすると、うっとりした顔のにこちゃんが大きな目を開けて……



「………まだいっぱいするの……。」



「…~~~っ!!」



終始こんな感じに可愛いことばかりするものだから、本当に堪らない。






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