大切なもの
「「「ごめんなさい」」」
「よろしい!」
他の部員はかな子先生の裏を知らないからあんなに惚けていられるのだと思う。
「かな子先生マジで惚れるってばぁ!」
ダメ人間みたいな奴とか。
――――
――――――
再開された試合結果は、僕達の負け。
僕が入れた合計12点だけにも関わらず、チーム部長は全員が点を入れていた。
平均的にこちらの方が劣っていたのはわかっていたけれど、ここまでだったとはね。