大切なもの
クローゼットを開ければ、ダサい服ばかり。
比較的良い感じの物を選んで、組み合わせた。
今度服を買いに行かせなきゃダメね。
「千鳥、これに着替えて」
「ん、わかった」
読んでいた本をしまい、その場でシャツを脱ぎ始めた。
「え、ええ!?
ちょっちょっと待ちなさいよっ!!」
慌てて止めれば、何?と言いたげに首を傾げた。
「ここで着替えるの!?」
「うん」
はだけた肌がチラチラと見え隠れ。
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