U loved...
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私はどこにでもいる高校一年生。この春入学したばかり。私の得意分野は友達作りと、先生に気に入られること。これは小さいころから変わってない。家族は7人。厳格な父と、可愛らしい母、能天気だけど頭はいい姉、穏やかな性格の兄、子供っぽさが抜けない妹、そして施設に入っている祖母だ。

生まれた時は体重3630g、身長51.4㎝という普通の赤ちゃんよりは若干大きめで生まれた。夜泣きはほとんどせず、手のかからない子供だったらしい。

保育園時代は、周りの子たちよりも落ち着いていて、何事にも冷静になって考える子だったらしく、精神年齢がかなり上ではないかと言われたものだ。

小学生時代は、リーダー的存在でクラスのみんなをまとめていた。何事も白黒つけたい性格なので、曖昧な事は大嫌いだった。

中学生時代は、生徒会執行部に入っていた。最後の一年間は生徒会長もした。しかし、この時から私の人生の歯車は狂いかけていたのだ。

部活はコロコロと変わり、彼氏もとっかえひっかえ。性格は腹黒ければ、髪もばれない程度に染めた。生徒会で活動しているにもかかわらず、学校以外ではめちゃくちゃな事をしていた。そのせいで陰口は叩かれ、女子には相当嫌われていた。でも私はそんなことはお構いなし。悪口なんて勝手に言ってればいいし、私のことが嫌いならそれはそれでいい。好きになってくれなんて頼んでない。なんて思っていた。
そんな私でも一途に思っている人はいた。彼はバスケ部の副主将で、まぁ俗に言うチャラ男。何度か付き合ったことがある。しかしすぐに別れてしまう。それでも私は、彼が好きだった。いや、好きだというよりも必要だったのかもしれない。

それは今でも変わってないよ―――――――。




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