ちっさいオッサンの奇跡
オッサン、飛ぶ。

どうしよう。


アイツなら絶対に気付く。


カードが無ければまだバレなかった。



けど、あのカードが一緒なら話は別だ。


いつも隣であたしの字を見てたアイツが気付かないわけない。



しかも、あの内容。


“大好きだった。”



家に着いてからアトガキした文章。


仕方ないでしょ?

アイツがバレンタインに彼女を作るなんて、予想できなかったんだから。



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