ちっさいオッサンの奇跡
オッサン、笑う。

学校に到着と同時にチャイムが鳴った。


1時間目終わったな。


まぁいいや。

国語だし。



「奴は同じクラスかい?」


「違いますけど。」


あたしの肩にはちっさいオッサン。


行くと言って聞かないオッサンを仕方なく連れてきた。

他の人には見えないんだそうだ。


全く、そー言うとこばっか妖精なんだから。



教室に行く前に職員室。


適当に言い訳して、お咎めなし。



「何故怒られない?」

「良い子だから。」



滅多に遅刻なんてしないし。



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