ちっさいオッサンの奇跡
「さっき、別れた。」
「な、んで?」
「お前のせい。」
はいぃッ?!
「お前が義理チョコとか渡すから、諦めようと思って付き合った。
なのに朝起きたら謎のチョコあるし、お前遅刻するし、俺のこと避けるし、清田と仲良くなってるしで、気になりすぎてダメだった。
お前のことしか考えられなかった。
だから別れた。」
そんな…。
「あんた、…あたしのこと、大好きじゃんか。」
「おう。まぁな。」
恥ずかしがりもせずサラッと言い放った。
なにそれ。
かっけーじゃんか。