ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜
―元 SIDE―



「…………寝た;;」



俺の腕を掴んだまま眠った愛陽。

…重い…;;

肘にかなりの負担が架かってる。

俺は愛陽の腕を外し、抱き抱えて、布団まで連れて行く。

ぐっすりと眠ってる愛陽に安心し、頭を撫でるとリビングへと戻った。

かなり美味いカレーを食べ、悠陽を見ると、「先生は泊まってく?」と訊かれた。



「“先生は”って?」



「岡江先生は、もう少ししたら帰るらしいで」



悠陽は「愛陽と一緒に寝ればえぇやん」と言う。

しかも笑って。

からかったりとかの意味ではないだろう。
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