ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜
…今更やろ。

岡江先生を玄関まで見送りに行く悠陽の背中を軽く睨み付けながら、寝る準備。

看病で俺も疲れた。

岡江先生、見かけ倒し。

役に立つ事はなかった。

2人がリバースした時の後片付けをしないし、ただ傍観して口出しだけ。

同期だったら、殴ったと思う。



「熱は下がったやろか」



悠陽が自分の体温計と、愛陽の体温計を持って来た。

愛陽は耳で一瞬で計測が出来るタイプだった。



「愛陽は脇で計るの苦手なんやで。いつもエラーになってな」



俺が愛陽の髪を耳に掛け、体温計を突っ込もうとした時に、悠陽が言った。
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