ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜
≪さようなら。喜多見先生≫

私は元ちゃんにメールを送った。

携帯の電源も落とす。

家ではひたすら雑巾掛けをして過ごす。

涙が溢れても…拭けば良いんだから。

私は1階も2階も階段も、至る所の床を拭くと、自室の鏡に映る自分に気が付いた。

赤い目に、ビタビタの頬…。

床に落ちた涙を拭いても、顔には形跡が残ってた。

私はティッシュで顔を拭いた。

…笑うんや、私…!!

元ちゃんより、良い男を見付けるんだ!

私は、見付けたい…んだ…。

なのに心は、ズキンズキンと、痛みを増すばかりで、ずっと憎かった顔…頬を爪で傷付けて、しまった…。




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