ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜
「実はな…」



私は由香里と米倉に、元ちゃんのお母さんが来た事や、付き合いを反対された事を伝えた。

「不釣り合いなんやて」と私が言うと、由香里は「糞ババアがしゃしゃり出て来たんか」と、憤慨していて、米倉が宥める。

私は由香里が淹れてくれたジャスミンティーを飲み、震える心を落ち着かせた。



「色七はそれでえぇんか?簡単に納得して引き下がるんか?」



しかし、米倉の言葉が、私の心をギューッと締め付けた。

私が米倉を見る。

すると米倉は、私の顔を見てため息。



「教師と恋愛するんやから、覚悟や強い想いがあるからやと思っとったわ」



冷たい表情と声に、私は固まるしか、出来なかった。
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