ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜
―元 SIDE―



部活の為に、今日は休日出勤。

でも、身が入らず、体育教官室で、俺は煙草をふかしていた。

悠陽が「親戚ん家に行くんで、しばらく愛陽は休みます」と、俺と目を合わさずに言ったあの日。

愛陽から“さようなら”と直前にメールが着てて、何かあったと思った。

電話やメールをしても、電源が入ってない。

悠陽に居場所を訊けば、「親戚ん家や!」と言わない。

でも、居場所が訊けたとしても、俺は会いに行く勇気はあるだろうか…。

振られそうな気がして、柄にもなく怖じ気付いた。

愛陽を失う事だけは、俺には出来ない。
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