ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜
「私の決意はなんやったんよぉ゛ー…っ…!」



私はギャンギャン泣きながら、ボカボカと元ちゃんの足を叩く。



「母さん、泣かせてるやんか」



「お父さん、さすが高校生やね」



…違ぁ゛ーーう!!

変わった元ちゃんのご両親の夫婦漫才に、私たちは絶句した。



「まともに謝れや」



元ちゃんはお母さんの腕を引っ張る。

元のお母さんは、シュンとしながら、「ごめんなさいね」と、私に頭を下げた。

私は「もう良いです…」とだけ返し、「コーヒーとクッキーしかありませんが…」と、ソファーに誘導した。
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